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Vol. 1 宇宙のカケラとして生きる
私たちの地球を宇宙から眺めれば、それは漆黒の闇のに、かすかに光る針の先ほどの青い光の点"Pale BlueDot"でしかありません。
その地球のすべての営みは太陽が生み出す全エネルギーの22億分の1に支えられています。
といっても、地上1mあたりおよそ500Wですから、太陽のエネルギーがいかに大きいかわかりますね。
そのエネルギーによって暖められた地表面や海面から放出される暖かい赤外線は、雲の成分である水蒸気(H2O)や空気中の二酸化炭(CO2)、亜酸化窒素(N2O)などの働きで大気中に蓄積され、地球を暖めます。”温室効果”です。
これらのガスや大気がないと、地球の平均表面温度はマイナス14度くらいになってしまいます。温室効果ガスは地球がまとっているオーバーコートなのです。
これらのガスは、もともと地球にあったものに加えて、ものの燃焼や地上にまかれた窒素肥料、下水処理などから発生しますが、植物や海を介して吸収され、循環しながら全体量はバランスがとれていました。
しかし、近年の急速な文明化が過剰な温室効果ガスを排出してきたことでバランスが崩れ、地球温暖化をもたらしました。これは、干ばつ化や森林の破壊、森林火災などによる温室効果ガスの増大などの悪循環を起こし、地球の気候変動を生み出しています。
さらに星が超新星燃発して最期を迎えたときに発生する銀河宇宙線1が、地球の上層大気を分解して雲を作ることで温暖化を促進したり、逆に太陽光を遮って寒冷化させたりします。
その度合いは、太陽から放出される太陽風の強弱に左右されるので、人類にとっては不可抗力です。その一方で、人類による大量の地下水のくみ上げが、ここ20年間で、地球の気候を左右する地軸の傾きを東寄りに80cmほど増大させたことがわかっています2。
現時点では些少であるとはいっても、人類の営みが、地球の傾きにまで影響を及ぼし始めているという事実は重大です。
かつて、カール・セーガン博士が言ったように3*、地球が存続の危機にひんするような状況になったとしても、どこからの救援も期待できません。
だからこそ地球人たちは、自分たちが極めて弱い存在であることを自覚したうえで、領土やエネルギ一資源を少しずつでも分かち合い、譲り合って、相手の尊厳を認め、共存する方向を目指すしかありません。
そのときにそ、“宇宙のカケラ”としての地球人が、善なる銀河系の一員として認められることになるのでしょう。
宮沢賢治の声が聞こえてきそうですーーー”われらに要るものは銀河を包む透明な意志 巨(おお)きな力と熱である”4
(サンプル文全体 約1,068文字)
正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである
- 地球が常時さらされている銀河宇宙線のほかに、銀河系中心の周りを、秒速220km、2億5000万年周期で公転している太陽系が星が密集している銀河の渦状腕にさしかかると、銀河宇宙線が増大する。 ↩︎
- Geophysical Research Letters (2023) ↩︎
- 佐治晴夫:『マンガで読む14歳のための現代物理学と般若心境』(春秋社)、P237−241 ↩︎
- 宮沢賢治:「農民芸術概論網要」(1926) ↩︎

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